生活習慣病
生活習慣病

生活習慣病は、生活習慣が原因で発症する病気の総称です。運動不足や不適切な食生活、過度な飲酒、喫煙やストレスなど、習慣や環境が深く関与し、これらが積み重なることで発症します。
日本人の三大死因は、がん、心疾患、脳血管疾患ですが、これらの危険因子となる肥満症、動脈硬化症、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などはいずれも生活習慣病とされています。生活習慣病の多くは自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行し、脳や心臓、血管などにダメージを与えていきます。その結果、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる重篤な症状を引き起こすことがあります。
健康診断などの一般的な検査によって早期発見が可能です。決して安易に考えず、検査値に異常がある場合や少しでも不安を持たれた際は、お早めにご相談ください。
高尿酸血症とは血液中の尿酸が7.0mg/dlを超える病態をいいます。痛風や腎結石、尿路結石の原因になるほか、肥満や高血圧、脂質異常症、糖尿病を複合的に合併することが多いといえます。
血液中の尿酸が高い状態が続くと、尿酸の結晶が関節にたまり炎症が起きてきます。これを痛風といい、足の親指の付け根などに生じやすく、痛風発作はあまりの痛みで足を引きずってしまうこともあります。
痛風発作は消炎鎮痛剤などの治療で、1週間~10日ほどで落ち着きますが、治療を中断してそのまま放置すると、関節炎による結節(コブのようなもの)ができたり、腎機能障害や尿路結石のリスクを高めたりします。尿酸の結晶は、血清尿酸値が6.8mg/dl以上で形成されるといわれていますので、6.0mg/dl以下に保つことが治療目標となります。まずは原因となる生活習慣がないかを確認し、運動習慣や食生活を改善していくことが大切です。
骨粗鬆症は、骨の量や質が低下し、骨折しやすくなる病気です。加齢や閉経による女性ホルモンの減少だけでなく、慢性腎臓病(CKD)など腎機能の低下も骨の健康に大きく影響します。腎臓はカルシウムやリン、ビタミンDの代謝を調整する重要な役割を担っており、腎機能が低下すると骨がもろくなりやすくなります。また、生活習慣病である糖尿病や高血圧とも深く関係しており、これらの疾患をお持ちの方は注意が必要です。初期にはほとんど自覚症状がありませんが、進行すると背骨や大腿骨などを骨折しやすくなり、日常生活の質(QOL)の低下や寝たきりにつながることもあります。骨粗鬆症は早期発見と適切な治療・予防が重要です。骨密度検査や血液検査で骨や腎臓の状態を確認し、食事・運動などの生活習慣の見直しや薬物療法を組み合わせることで、骨折リスクの軽減と健康寿命の延伸を目指します。
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